「富県戦略」は村井知事が今議会の所信表明で示した18年度の政策の柱であります。私は県民が最も願っていることを政策の柱にして頂いたと思っています。18年度はそのスタートの年であり、様々な戦略の種がまかれるものと期待をしています。
 私は今議会の一般質問において、この「富県戦略」を取り上げたいと思っています。特に、富県のためには何と言っても、農業・農村が元気にならなければならないと思っているので、農業・農村版「富県戦略」として、いくつかの提案をしたいと考えています。
 例えば、本県が掲げる「食材王国」を生かして、食農産業の集積を集中的に図ることであります。また、今回の新たな農業政策に関しては、県独自の集落農業への支援策や認定農業者への支援策等を考えてみたいと思っています。いずれにしても、現在農業を担っているのは65歳以上の方がほぼ60%でありますから、5年後・10年後を考えると、正に崖っぷちなのであります。大いに議論を深めて、宮城の農業と農村が10年後もしっかりと守られているように英知を結集したいものであります。

宮城県議会議員 中島源陽