先日の農業新聞に韓国の「極小農」という言葉が紹介されていました。韓国はアメリカとのFTAを推し進めて以降、規模拡大を追求したものの、現在は、そうした流れとは真逆の、小さくでも強く、地域に残って農業をする農家を育てる方向を目指しているとのことでした。

「農業が何のためにあるのか」という根源的な命題に思いを向けた時、経済一辺倒の思考では本当の回答は描けないということに気付いた表れと思いました。日本でこそ、もう一度じっくりと考えたいものです。

韓国に学んだ 中島源陽