畜産廃棄物処理の問題は、今後の畜産振興において大きな鍵を握る重要な課題となっています。今年の10月までに、牛であれば10頭以上飼育している畜産農家は相応の堆肥舎(または、共同の堆肥センター等)を整備することが求められています。要するに、畜産廃棄物によって自然環境を悪化させないようにすることが法的に規定されたのであります。
県内では、これから整備すべき農家が1253戸あります。整備済みの農家が1206戸なので、ほぼ5割の整備率という実態であります。そういう中で、国・県の補助を入れた堆肥センター等が多くの市町村で整備されてきました。
今回、私はその中で「石越町有機センター」を視察研修しました。約6億円の経費を投じて、町が主体となり建設し、現在は町の第3セクターに運営委託をしています。最大の課題は「利用すること」に尽きるようでした。堆肥を搬入する人も、製品としての堆肥を使う人も、今のところ当初計画にはまだまだ及ばないとのことでした。
環境問題は人ごとではなく、自分たちのできることをしっかりすることが、まずは基本であるということを実感しました。
