災害復旧の原則は原状復帰と言われています。しかしながら、昨今の自然災害発生の頻度が高く、規模も大きくなっていることを踏まえ、改良復旧が認められるようになってきました。しかしながら、その改良も当該被災時の災害レベルを限度にしています。

今回の名蓋川の決壊により被災した揚排水機場では、前回被災時にその水位レベルを前提とした改良復旧をしていましたが、今回はその水位をはるかに超えたために、再々度の被災となりました。改良復旧の限度思考を見直していくべきと感じました。

今度こそはを願う 中島源陽