ある鳴子温泉宿にて、地元銀行の方と宿主の方と私の三人で鳴子温泉の可能性についてお話をしました。その中で、特に湯治文化に目を向けました。以前は、農漁業の疲れをとるために数週間ゆっくりと温泉に自炊をしながら泊まっていくというのが湯治の普通の姿だったと思いますが、現代社会においては、仕事の肉体的疲れというよりは、精神的な疲れを感じる人が心を癒すために温泉にやって来るという社会的ニーズがあるのではないか、ということであります。

企業の福祉厚生事業として、職場のリフレッシュ事業として、個人の心の疲労回復事業として、大いに「心を癒す湯治」の活用を期待したいと思います。

40数年前湯治に来ていた 中島源陽