10月18日,県議会本会議において水産業復興特区に係る請願の採決が行われました。結果は、請願不採択となり、水産業復興特区の撤回を議会としては可としない意思を示したところでありますが、特に今回の件に関しては、賛成・反対という単純な構図で考えるのではなく、どちらも「本県水産業の再生・復興を願っている」という点では同じであるということが大切なのだと思います。

私は、「否」で投票し、つまり水産業復興特区についての撤回は可としない判断とさせて頂きましたが、正に願いは一つです。特区も選択肢の一つと考えた結果でありますが、あくまでもその前提として、漁協・漁業者と県との合意の下での推進でなければならないと思います。特に県には相互理解が得られるよう一層の努力を求めるものです。

宮城県議会議員 中島源陽