「~みんなで考えよう 明日の大崎農業を~」これは昨日開催された平成17年度大崎地域認定農業者連絡協議会の研修交流会でのテーマでした。正に現在新たな農業政策が始まろうとしている中で、それぞれが集落営農と認定農業者による農業をどう整理して、結果として集落としての農業・農村が守られるようにしていきたいという思いはみな同じだと思うのです。
 これまでは、パンフレットや資料を通じて「経営所得安定対策」等の新たな集落営農イメージが少し固定化されていたのが、昨日の研修を通じて、「色々な考え方や形態があっていいんだな!」ということを感じました。山形大学の楠本先生は「集落営農」とは言わず、「地域営農システム」と言っていましたが、正に地域としての営農システムということで考えると、全戸や任意加入での集落営農組織型や集落営農と認定農業者の共存型や、更には認定農業者の連携型等々、地域ごとにあった形があるのだと感じました。更に大切なことは、地域の人に役割があること、参加できる選択肢があることだと思いました。
 今後も多くの皆さんと共に一緒に悩んで、一緒に考えていきたいと思います。

宮城県議会議員 中島源陽