東日本大震災後の仮設住宅で地元の杉材を使っているところがあります。また、立て直す個人住宅でも地元材に拘る人もいます。こうした地元材を使うことは、地元の山の木を切ることであり、すると山は広葉樹林となり、栄養豊かな水が川を通じて、海に流れ、のり・わかめ・カキ等、豊かな水産物を育ててくれます。

こうした自然の恵みが循環する仕組みは日本中どの地域にもあったのですが、今でほとんど途切れている状態です。震災復興を契機として、自然の恵みを循環させる日本を取り戻していきたいものです。

宮城県議会議員 中島源陽