大崎圏内市町議員の皆様でつくる“大崎議員ネット”の主催による講演会に参加してきました。講師は中央大学の佐々木信夫先生で、「地域の自立と市町村合併」というテーマでお話を頂きました。
 正に、8月21日に大崎圏内の1市6町が合併を目指し、合併協定書の調印式を終えたばかりであり、また、いよいよ9月1日、一斉に各市町議会でその案件について議決をとることになっています。現在、それぞれの議員の皆様は鋭意検討中のことと思いますが、その際の確かな考え方を示していただいたと思います。
 私自身は、先生のお話の中で、「市町村の経営主体」という言葉が耳に残りました。いわゆるこれまでの行政に対する固定観念から、経営という視点で、その適正な枠組について考えることが大切ではないかということだと感じてきました。また、先生のお話からさらに意を強くして思ったことは、「デメリットをメリットに、メリットを更なるメリットに変える力を、その地域がどれだけ持っているのかが問われている」ということで、つまり、合併そのもののメリット・デメリットを考えるよりも、最も大切なことは「そのことを乗り越えて、夢を描く気概があるのかだ」と改めて思いました。
 多くの皆様の夢を描く気概に期待したいと思います。

宮城県議会議員 中島源陽(もとはる)
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