鳴子町で開催されている「第50回全国こけし祭り」会場にて、とても微笑ましい光景に出会いました。あるおじさんが風呂敷から取り出したこけしを手に、ある鳴子のこけし工人の方と懐かしそうに話をしていました。
そのおじさんは昭和44年当時、ある方からその鳴子こけしを頂いて、大事に飾っていたそうです。なんと30年以上も前のこけしなのですが、つやがありとてもいい輝きを放っていました。そのこけしをつくった工人を探してきたそうなのですが、そのこけしの顔からある工人の系統であると地元鳴子の方が判定をしてくれて、なんとその工人の孫さん(勿論、現役の工人です)を紹介してくれました。そのこけしを介した30年以上を経た出会いの場が、その談笑の場だったのです。なんともこけし冥利に尽きることではないでしょか。
とかく、電子機器が家中を謳歌している現代でありますが、こけしのように、送る人の思いを込めているものこそ、本当に大切にしていきたいものです。やはり、思いを込めて手作りされた「こけし」だからこそ、人の思いを託せるのだと思います。これからも、「こけしの結ぶ縁、多きこと」をお祈りいたします。
宮城県議会議員 中島源陽(もとはる)
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