ある日のこと、新幹線の3人がけの席で、窓際に私、そして真ん中に2歳ほどの女の子、そして通路側に勿論お母さんというささやかな出会いがありました。
私が座るや否や、そのお母さんは女の子に「こんにちは、でしょ」と言い、その子は不思議そうに私を見ながら「こんにちは」をしてくれました。その後、女の子はするめを食べ始めたのですが、女の子はすぐに食べ終わり、「もう一つ、ちょうだい」とせがんでいます。するとお母さんは「よく、かみかみしなさい。かみかみしないと、あげませんよ。」と言いながら、噛むことを求めていました。私にも「とにかく、噛むことは脳を刺激するので、大切なんですよね。」と、話してくれました。「今時の、お母さんは・・・」とよく言われることの多い昨今ですが、非常によく子供のことを思っているお母さんに出会えて、とても嬉しく思いました。
最後に、分かれる時には、「はい、さようならでしょ。」と言い、女の子は下を向きながら「さようなら」と言いました。私は何も不自然さを感じることなく「はい、さようならね」と声を返しましたが、その時です、お母さんは娘の目を見ながら、「目を見て、しっかりさようならでしょ。」とかく忘れがちな、相手の目を見ることの大切さを、ふとした新幹線での出会いの中から、改めて痛感しました。お母さんと2歳の女の子、ありがとう!
宮城県議会議員 中島源陽(もとはる)
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