私が特に関心を持っているテーマの一つは「職業観を育む」ということです。このテーマに県を挙げて取り組んでいるのが兵庫県の「トライやるウィーク」です。今年で6年目に入っており、5年を経過しての総合的な評価もまとまった段階でありましたので、兵庫県庁を訪れ、直接の担当であります「兵庫県教育委員会義務教育課」の重松課長さんよりお話を聞き、懇談をさせて頂きました。
6年前、全県下一斉に始めるということで、教育委員会サイドだけのスタートということではなく、知事を会長とした「トライやるウィーク推進協議会」を立ち上げ、産業界や地域活動団体、各種行政関連組織、ボランティア等々にまずは受け入れのための協力要請をしたとのことでした。更には市町村段階での協議会、そして各学校区段階での協議会ときめ細かく実施のための体制を構築していきました。学校だけに実施のための段取りを負わせるのではなく、県下一斉に、そして地域を上げてという体制がなければ、こうはできなかったかもしれない、ということでした。正に、県としての強い意志と実行力を実感したところでした。
また、その成果としても、何よりも子供達の評価がとても高いということが、事業の成功を意味していると思いました。たとえその時点で、自分が何をしたいのか、将来何になりたいのか、絶対これというものがなかったとしても、そのことを考える良い機会となり、中学生自身の家庭や社会を見る目が変ったようであります。
「職業観」のみならず「人生観」をも育む取り組みとして、学ぶべきところ“大”というところでした。宮城県でも、何らかの形で、具体的な事業化をしていきたいものです。
宮城県議会議員 中島源陽(もとはる)
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