今日、県議会の「地域医療調査特別委員会」の県内調査が行れました。古川市立病院・栗原中央病院・佐沼病院・豊里病院・米谷病院それぞれの院長先生に、医師確保における現状と今後の展望についてお話を頂きました。
特にそれぞれの病院は、今正に市町村合併の該当エリアの自治体病院であり、合併に伴う変化を受ける中で、かつ医師確保が緊急の課題となっているところでした。
ある病院は開院以来3年間も、透析の担当医を確保できないため、機器はあるのに使えないという実体があります。また、一度来ても、数年でやめていく医師も多く、診療科を減らしたり、緊急的に東北大学等に支援を受けて、例えば週2回の診療を確保するとか、地域医療の現場では悪戦苦闘が続いているのです。
なぜ、医師を確保できないのか?と思われる方もいるかもしれませんが、ある院長先生がこんなことを話してくれました。「私の病院では、時間外勤務がとても多いのです。平均で一日30人以上が夜間にやって来ます。夜間担当医は置いていますが、病状によっては常に全員の医師がオンタイムコール体制にあり、しょっちゅう呼ばれることがあります。でも、次の日は日中の普通の勤務があります。これの繰り返しでは、休むことも・学会に出かけることも・何の時間も満足に取れません。これでは、これからの若い医師がい続けようとは思わないのも無理からぬところです。つまり、医師の不足状態が医師の確保を難しくしているのです。この悪循環を何とか断ち切らなければなりません。」
最後に全ての先生が「県行政には、地域の医療を確保するという意味において、しっかりとした財政的な支援をお願いしたい。」と話しておられました。「まったくその通りだ」と思う反面、「なぜ地域が県にお願いしなければならないのか、本来は逆ではないのか」という思いも強く感じてきました。
宮城県議会議員 中島源陽(もとはる)
minna@motoharu-smile.jp
