福島県の中通地方の流域下水道の下水処理と汚泥の処理をしているのが、「県中浄化センター」であります。私は、特に下水汚泥の処理について調査するために訪問させて頂きました。
県中浄化センターでは一日当たり70トンの汚泥を処理する能力のある溶融炉が稼動しており、そこから出てくるスラグは下水道工事の埋め戻し材として活用しているとのことでした。福島県では、汚泥発生量に対する有効利用量の割合が平成14年より大きく伸びて、平成15年では発生量62,052トン(脱水ケーキ量)に対して、有効利用量は39,234トン(63%)となり、埋め立て処分量の割合を大きく上回るようになりました。これはやはり平成14年からこの脱水汚泥溶融炉が稼動したことが大きく貢献したわけであります。総額で60億円ほどの投資はかかったのではありますが、福島県でも埋め立て処分場の残余年数が10数年ほどという状況からすれば、早めの投資が、結果として後世の負担を少なくするものと思いました。
宮城県でも、今後下水道普及率が上がってくれば、益々汚泥の量が増えることは自明の理であります。勇気ある政策判断を期待したいものです。
宮城県議会議員 中島源陽(もとはる)
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