戊辰戦争後において、岩出山伊達藩は1万6千石から65石となり、家中は無禄となりました。伊達邦直公は北海道への移住を決断し、3次に渡って計552名が岩出山の地より北海道へと移り住みました。この時の苦難を描いた映画が「大地の侍」であります。
時代が江戸から明治へと、そして、士農工商から平民へと大きく変わっていく中で、生きるための過酷な選択でありました。物語の最後に、1次移住の人々が2次移住の人々を出迎えるシーンがあります。お互いの万感の思いが今を生きる私たちにも伝わり、気がつけば目頭が涙一杯になっていました。正にどんな時代にあっても、人と人の信頼関係こそが人の心の原点であるということを改めて感じました。
今春、岩出山町は大崎市へと合併していくわけでありますが、「大地の侍」が示すふるさとの歴史をしっかりと引き継いでいきたいものであります。
宮城県議会議員 中島源陽
