公共工事を発注する際に、現在宮城県では工事経費等を積算した予定価格を入札の前に公表しています。この予定価格に対して、これ以下であれば、その価格で本当に適正な工事が出来るのかを調査します、という意味を持つ調査基準価格が設定されます。そして、実際の入札はこの調査基準価格帯を中心に競争しているのが現状であります。

以前、この入札を巡って不祥事があり、以降、予定価格の事前公表になったとのことですが、率直な思いとして、予定価格が事前公表される今の姿が適正なのか、または、予定価格を公表したとしても不祥事がおきない仕組みは構築できないのか等々、新たな英知を結集したいものです。

宮城県議会議員 中島源陽