来年度、全国で9000ヘクタール程減反が増えます。その内、何と宮城県が3000ヘクタールを占めています。「47都道府県もある中で、なぜ宮城県だけがそんなに増えるのだろうか?」誰もが疑問に感じることと思います。
 先日、農林水産省の米需給担当の方とお話しをしてきました。低価格米(例えば、北海道のきらら397)と魚沼産コシヒカリのような高価格米が売れていて、宮城のひとめぼれの中価格帯の米が売れていないとのことでした。結局、宮城県の米が中々売れていないということに尽きるのだという感じでありました。
 北海道では道産米を食べる割合を8割以上(現在は7割台)にしようと頑張っているそうで、ちなみに本県は5割ほどであり、今後の宮城米の消費拡大と販売戦略に知恵を絞っていきたいものであります。

宮城県議会議員 中島源陽