あるお宅で「農村型マンション」のお話を頂きました。一軒家に一人の高齢者が暮らすことの危険性や大変さ等を考えると、農村集落に集合型住宅(イメージとしては、ケアハウスという感じでしょうか。)を建てて、そこで部分的共同生活をすることにより日常的な会話を増やし、一緒に取り組むことを見出していくことで、ピンピンころりを実現しようという発想であります。正に、元気高齢者時代を迎えるための一つの選択肢としては十分に有り得ると思います。
 今自分で生活できる状態なのに、自分の家を離れることができるのだろうか、という懸念もありますが、ケアハウスのニーズが高いという現実もあります。大切なことはいわゆる多様な日中活動の場と生活の安心安全が確保されることでありますから、建物環境は勿論でありますが、日常生活・多様な活動というソフト面での仕組みも考えていきたいと思います。

宮城県議会議員 中島源陽